運営委員会プロフィール of メコンデルタ研修サイト

日本運営委員会

特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター

　特定非営利活動法人東京労働安全衛生センターは、1985年東京亀戸で、医療関係者、労働組合、市民の協力を得て東部労災職業病研究会として発足しました。その後、1998年に三多摩労災職業病研究会と合同し東京労働安全衛生センターと改名、2001年に特定非営利活動法人を取得しました。
　主な活動は、1.労災職業病に罹災した被災者救援活動（年間250件）、2.労働衛生コンサルタント活動（年間30件）、3.作業環境測定活動（年間50件）、アジア地域における安全衛生と環境保護活動（主な支援地域はベトナム、モンゴル、バングラデシュ）です。
代表　平野敏夫（医師、ひらの亀戸ひまわり診療所所長、メコンデルタプログラム日本運営委員会代表）
メコンデルタ事務局　仲尾豊樹（第一種作業環境測定士）

公益財団法人　大原記念労働科学研究所

　公益財団法人大原記念労働科学研究所は、創立95周年を迎えた日本の労働科学をリードしてきた民間の研究機関です。主な活動は、1. 労働科学に関する研究及び調査・研究者の養成、2. 学術雑誌、研究資料その他の出版物の刊行、3. 講習会、研修会等の開催です。国際協力活動では、全世界に幅広いネットワークをもっています。
所長　酒井一博（理工学博士）
小木和孝（医師、メコンデルタ日本運営委員会アドバイザー）

ベトナム運営委員会

カント医科大学（CMC）

　カント医科大学は、ベトナムメコンデルタの中心都市カント市にあるパラメディカルスタッフ養成大学です。メコンデルタ参加型改善活動を進めてきたトンタットカイさんが学長になった2007年以降、学内に参加型改善活動を進めるNGO＝GREENが作られ、農村の労働生活改善活動を進めています。メコンデルタ国際研修では、ベトナム受け入れ側として、常に中心的に活動しています。　

カント労働衛生環境センター（ECHO）

　ECHOはカント市衛生局に属し、労働者の健康診断や工場の環境測定を行う組織です。トンタットカイさんが所長になった1990年代半ば行こう、参加型労働安全衛生活動開発をメコンデ積極的に行い、WINDを開発しました。WINDは今ILOの支持を得て全世界20ヶ国に広がっています。現在は、中小企業の参加型安全衛生改善プログラムWISEを行っています。

カント教育コミュニケーションセンター（ECC）

　ECHOから独立して、安全衛生の機関紙発行及び、メコンデルタ地域の病院・保健施設が行うプライマリーヘルスケアの支援活動を行うセンターです。ECHOので参加型改善活動を担っていたスタッフが中心に活動しています。

メコンデルタ国際研修アドバイザーメンバー

小木和孝さん
　1980年代、国際労働機関（ILO）本部労働条件環境局長の時期に、世界の安全衛生の研究者と連携して、参加型手法を取り入れた中小企業の労働安全衛生改善プログラム＝WISE（Work Improvement in Small Enterprises）を開発しました。その後、日本をはじめ世界の参加型労働安全衛生改善活動の開発・指導を行っています。

トンタットカイさん
　メコンデルタ国際研修のベトナム側責任者として10年余にわたり活躍されました。川上剛さんとともに、1990年代にWINDを開発しました。当時はビタン病院の副院長、その後ECHOの所長としてWISE、WINDを普及されました。2007年から2010年までカント医科大学長として学校運営にあたるとともに、学内に参加型改善のNGO「GREEN」を作り環境保護などWINDの発展的プログラムを手がけました。現在ILOに勤務されています。

川上剛さん
　労働科学研究所勤務時代にトンタットカイさんと知り合い、WIND開発を手がけた医師です。その後、ILOアジア太平洋総局に移動されて、アジア10ヶ国に参加型安全衛生活動を広めると共に、メコンデルタ国際研修を発案し、本プログラムアドバイザーを担当されています。現在ILOに勤務されています。